過活動膀胱Ｑ＆Ａ

過活動膀胱は加齢による神経異常が関係していることもあり、年齢の高い方ほど過活動膀胱になる方が多くいます。

しかし、歳をとった方が全員、過活動膀胱になる訳ではありません。
適切な治療を受ければ、症状を軽くすることができます。
簡単に歳のせいと諦めず、早めに医師に相談しましょう。

過活動膀胱の検査では、問診や質問表を使った診察が行われます。
また、他の病気ではないことを確かめるために、尿検査、超音波検査、レントゲン検査なども行われます。
これらの検査は特に負担は無いので、心配する必要はありません。
ただし、必要に応じて、さらに詳しく調べる検査が行われる可能性もあります。

過活動膀胱は、薬による治療が最も一般的です。
医療機関で処方される薬には、抗コリン薬などがあります。
副作用に注意する必要がありますが、症状が改善されない場合は、治療について医師に相談しましょう。

また、膀胱訓練や骨盤底筋訓練を合わせて行うことで、治療効果が高まります。
水分の摂り過ぎでトイレが近くなる場合もあるので、水分の摂取量を減らすことで症状が改善することもあります。

過活動膀胱の治療では、手術が必要になる可能性はほぼありません。
薬による治療と、膀胱訓練や骨盤底筋訓練を続ければ、ほとんどの方は症状が軽くなります。

ただし、腹圧性尿失禁を併せ持っていて、薬の治療で改善しない場合は、手術を考える必要もあります。

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