部屋のにおいを取る方法

部屋の中のにおいのほとんどは、じゅうたんやマット、カーテンやソファーなどのファブリック（生地や織物）が発しています。
表面に凹凸の多いファブリックは、においを最も吸着してしまうのです。
部屋をきれいに掃除したのににおいが取れない場合、まずはファブリックをチェックしましょう。

ファブリックのにおいを取るには、重曹を使って掃除をするのが一番簡単で確実です。
腐敗臭や嫌なにおいのほとんどは酸性なので、それを中和するにはアルカリ性の重曹が効果的。
重曹には除菌効果もあるので、雑菌の繁殖も抑えられます。
さらに、重曹の細かい粒子は湿気を吸着する効果も。
ドラッグストアなどで簡単に手に入るため、掃除アイテムの一つにぜひ加えておきましょう。

じゅうたんやマットなどには、重曹を粉末のまま振りかけて、約30分置いておきましょう。
その後、掃除機で吸い取れば、簡単にドライクリーニングが行えます。
手触りがサラサラになって、嫌なにおいも取れるのでオススメ。

クッションやぬいぐるみなどは、大きめのビニール袋に重曹と一緒に入れて振りましょう。
約30分置いてから、はたいて重曹を落とします。

■重曹水の材料（200ml分）
・霧吹き…1個（200ml以上入るもの）
・無水エタノール…20ml
・エッセンシャルオイル…3滴
・水…180ml
・重曹…小さじ1/2

■重曹水の作り方
１．霧吹きのボトルに無水エタノール、エッセンシャルオイルを入れます。
２．水を加えて混ぜます。
３．重曹を加えて溶かします。

■重曹水の使い方
カーテンやソファなどにおいが気になるファブリックに直接スプレーします。
洋服の消臭、しわ伸ばしにも使えます。

重曹水は揮発性のため、密閉して保管しましょう。
可燃性なので火気にも注意。